神風剣士ロゼッタ (魅惑の魔界商人登場♪)

(1) パンパリアは今夜も平和であります!?
原作:神光寺雅
ムーンライズ

 
 今日もパンパリア公国は、朝から天気が良い・・・
 おっと、今は草木も眠る丑三つ時。(^^ゞ
 静かなるパンパリア公国の夜は、領民達の見ている幸せな夢で満たされていた・・・
 しかし、平穏なる夜を隠れ蓑にして、悪党は邪悪な笑いを浮かべているのである・・・
 そんな悪党から平和な夜を守るは・・・正義のお姫さまであった。
 パンパリア公国にて悪党を成敗する正義の(神風剣士)。その名はロゼッタ姫!!
 今宵も正義の名において、パンパリアのおてんばロゼッタ姫は陵辱され・・・でわなくて大活躍するのであった・・・(^^;)


 暗闇の静寂に包まれた街の片隅で、1軒だけ灯の点いている屋敷があった。
 その屋敷は見るからに(成金のお家)を連想させる大きな屋敷であり、屋敷の1室から金貨を数える老人の声が響いていた。
 「・・・ひい、ふう、みい・・・にょほほ〜。今月もたくさん稼いだのじゃ〜、金貸しはやめられんのお〜♪」
 屋敷の主は、商業国のパンパリアでも悪評高い高利貸しだった。金を数え終わった高利貸しは、でっかい金庫を開けて薄笑ってる。
 欲深い老人の人生は、まさに守銭奴の人生そのものであった。数十年に渡って荒稼ぎしまくった財産が、大きな金庫の中にギッシリと詰まっているのである。
 「わしはパンパリアで1番の大金持ち〜♪たっぷり貸していっぱい儲けるのじゃ〜♪」
 そんな邪悪に笑う彼の屋敷に、正義の神風剣士が推参した!!
 開け放たれた窓に、月光を背にした(美少女)剣士が立っている。
 10日で1割の利子を強いて暴利を貪っている高利貸しの悪行を、神風剣士は決して許さない。
 「悪行も今宵限りですわよ萬田銀次郎・・・じゃなかった、悪徳高利貸しさん。可愛い(美少女)剣士の裁きをうけなさーいっ。」
 驚いて振り返った高利貸し老人の目に映るは、赤い(スケスケの)コスチュームもラブリーな、麗しの(美少女)剣士だった。
 入れ歯を浮かせて喚く悪徳高利貸しは、よせばいいのに老弱な足をヨタヨタさせて神風剣士に立ち向かった。
 「うにょれ〜、お主が噂の神風剣士じゃな〜。わ、わしの金は誰にも渡さんのじゃ〜。」
 その無謀な抵抗に、神風剣士の目が光る。
 「ひっさ〜つ♪神風旋風剣っ、えいや〜っ。」

 ---ぼこっ!!

 見事っ(?)、高利貸しの頭に正義の剣が炸裂する!!
 おっきなタンコブをつくって、悪党はのびた・・・
 「・・・ふげほげ〜、や、やられたのぢゃああ〜(x_x)」
 「やったあ〜♪ロゼッタちゃん大勝利〜♪」
 そんなガッツポーズを決める神風剣士の元に、もう1人正義の剣士が現れる。
 青いコスチュームに身を包んだ女剣士の名は神風ブルー・・・ぢゃなくって、アンリエッタ。神風剣士ことロゼッタ姫専属の侍女である。
 しかし彼女の青いコスチュームは、そーぜつなる戦いと(陵辱)によってボロボロになっているのだった・・・(^^;)
 「はあはあ、ご、ご無事でしょーか姫さま!?」
 息も荒く喘いでいるアンリエッタの恰好は凄惨そのもの。破れたコスチュームから大きなオッパイが露になっており、お尻や太股には大量の汚ーい精液がこびりついている。
 そんなひどい恰好のアンリエッタに、無責任な笑顔で駆け寄るロゼッタ姫。
 「わーいアンリエッタ〜、黒幕は見事ロゼッタちゃんがやっつけたわよ〜。もう楽勝ってかーんじ♪」
 ノーテンキなロゼッタ姫を見て、アンリエッタのオデコにピキピキと青筋が浮かぶ。
 「・・・そりゃー楽勝ですわよねええ〜。こーんなヨボヨボじーさん、姫さまにだってやっつけられますわよおお〜っ。わたしなんか手練の用心棒ども相手に大苦戦したんですからねええ〜っ!!」
 目から滝のよーな涙を流して大絶叫するアンリエッタさん。彼女はロゼッタ姫が黒幕を成敗する際の露払いを押しつけられ、大多数の用心棒の相手をさせられてしまったのであった。(^^;)
 そのそーぜつな姿からして、アンリエッタがどんな目に合ったか一目瞭然であーる。

 ※アンリエッタが用心棒どもになにをされたかは御想像にお任せしまーす(^^ゞ

 しかし当のロゼッタ姫は、相変わらずノーテンキにしている。
 「まーまー、いいじゃない。悪党をやっつけられたんだしぃ、これでパパの借金も・・・あっと、今のは忘れてね。」
 カワユイ舌をペロッと出してるロゼッタ姫に、アンリエッタは怪訝な顔をしてしまう。
 「・・・パパの借金って・・・もしかして姫さま〜。国王様はこの高利貸しに多額の借金をなさってたのでわないでしょーね!?でもって高利貸しを成敗するついでに、借金もチャラにしてくれと国王様に頼まれてたってオチじゃないでしょーね?」
 尋ねられたロゼッタちゃん、視線をそらして愛想笑い。
 「えっ?な、なんのことかしら〜。借金がママにバレたら大変だなーんて事は全っ然ないもんね。」
 「・・・やっぱりそーでしたか・・・まぁいいですわ。私には関係ないし・・・あーあ、また避妊薬買ってこなくちゃ、とほほ〜(涙)」
 おてんばロゼッタ姫のお目付役として、日々苦労と(陵辱)に苛まれているアンリエッタさんであった。
 そんなアンリエッタの苦労を知ってか知らずしてか、ロゼッタ姫は伸びている高利貸しに容赦なく迫る。
 「大勢の人を高ーい金利で苦しめたんですものね、あなたの財産はぜーんぶ没収ですわよ。文句ありませんわよね?」
 「ひょええ〜っ!?そ、そんな無茶苦茶な〜っ。」
 「牢屋に入れられるよりマシでしょ、身から出たサビですわ。それにしても・・・」
 高利貸しの部屋を見回すと、値打ちのあるのか無いのかわかんない骨董品が並んでいる。ロゼッタ姫は、その中に奇妙な壺があるのを見つけた。
 黒くて口の部分が細長い壺には、ブサイクな人の顔とおぼしき模様が描かれている。
 その壺だけ厳重に保管しているのから察して、かなり貴重な品らしい。
 「なぁに、このブサイクな壺は?大事にしてる物みたいだしぃ・・・とっても高価なんでしょうね?」
 壺を取り上げられた高利貸しは、かなり焦った顔でうろたえる。
 「そ、そ、それを持っていかないで〜(汗)。その壺は欲しい物が何でも手に入る(魔商の壺)なのぢゃ〜。」
 その言葉に素早く反応するロゼッタ姫。
 「欲しい物が手に入る魔性の壺ですって!?」
 「違ーう。(魔性)じゃなくて(魔商)の壺なのぢゃ。」
 しばらく考え込んでたロゼッタ姫、余りにも安直なネーミングに呆れた顔をする。
 「ま、どっちでもいーけど、この壺は没収するしかないわね。あなたみたいな悪党が持ってたらアブナイもんね。」
 「わーんっ、もう悪い事しないから返して〜。」
 「じゃあ没収金額を9割にしてあげるから、この壺をちょうだい♪」
 「う〜ん、7割にしておくれ〜。」
 「それなら間をとって8割ってことでどーかしら?」
 延々と不毛な交渉してるロゼッタ姫と高利貸しを見て、精根尽き果ててしまうアンリエッタさんであった。
 「もう勝手にしてくださいね、まったく〜。」
 こーして、パンパリア公国の夜は平和に過ぎて行くのであった・・・(^^;)


 でもって次の日、自分の部屋で高利貸しからブン取った壺を眺めているロゼッタ姫。
 欲しい物が何でも手に入るとあって、上機嫌に鼻唄など唄ってる。
 「ふんふ〜ん♪魔法の壺さん、可愛いロゼッタちゃんにキレイなドレスと宝石を出してちょうだいね、うふふ〜♪」
 そんなロゼッタ姫に、アンリエッタは溜息をついて尋ねる。
 「どーせ高利貸しがデタラメ言ったのに違いありませんわよ。そんな怪しげな壺はさっさと捨てた方がよろしいですわ。」
 初めからインチキだと決めてかかるアンリエッタに、ロゼッタ姫はほっぺたを膨らませて反論する。
 「アンリエッタは夢がないんだから〜。そんなこと言うなら壺を貸してあげないもんねー。」
 「はいはい。で、欲しい物はどーやって手に入れるンですか?」
 ズバリと指摘されて焦ってしまうロゼッタちゃん。慌ててハンカチで壺をゴシゴシ。
 「き、決まってるじゃないの。アラジンの魔法のランプみたいに、こーやって擦ると精霊が出てきて・・・あら、なんにもおきない・・・お〜い精霊さん。早く起きて、ご主人さまの命令ですわよ〜。」
 振っても叩いても、なーんにも変化なし。
 デタラメな呪文をあれこれ唱えてみるが・・・これも無駄に終わっちゃう。
 めっちゃ疲れた様子のロゼッタ姫、恨めしそうに壺を眺めてる。
 「はああ〜、やっぱりインチキだったのかしら?あの欲張りじーさん拷問しちゃおーか・・・か・・・あら、お鼻がムズムズする・・・ふぇ、ふぇ、ふぇ〜っくしょんっ!!」
 せーだいなクシャミがお城中に鳴り響く!!
 グスンと鼻を鳴らすロゼッタ姫の横では、白目をむいて伸びてるアンリエッタさんが・・・(笑)
 「・・・ひ、ひめさぁまああ〜。こ、こえがでかすぎですううう〜。」
 「あ、あら。いや〜ん、ロゼッタちゃん恥ずかしい〜。」
 その時であった!!
 床に転げた壺に異変が起きたのだった。

 ---ぼわわ〜んっ。

 突如、壺から真っ白い煙が沸き上がり、その中から現れたのは・・・(O.O;)



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