クレール光の伝説(第4話)3


「・・なんて柔らかい身体をしてるんだ。ドレスの上からでもわかる、特にこの胸と尻が最高だ」
「ひいっ!ご、御無体な!」
 ガミアは後ろから王妃の胸に手を回す。ドレスの上からでもわかる豊かな膨らみだ。
「あああっ!い、いや!そのような!あっ!」
 ガミアの大きな手が、王妃の胸をさわさわと揉んだかと思うと、急に激しく握りつぶすようにつかみあげる。一方で、豊かな臀部に腰を寄せて、自慢のものを押しつける。ヒルデガルドは生きた心地もしなかった。せめて自由になる腕でガミアの躯を押しのけようと、もがくのだが、ガミアの怪力の前にはソレも無駄だった。
「あああっ!おやめください!おゆるしください!」
 自分の最愛の夫ハーン国王を殺した憎い男、いや化け物といった方がいいだろう。の手で辱められているのだ。いや、それより先ほどからお尻に当たる巨大な男のものにいつ貞操を奪われるかという恐怖に、王妃はまるで乙女のように叫び!抵抗する!
はしたなくも脚をばたつかせ、男を蹴り上げられないものかと、大きく蹴り上げたりもする。しかし、それは逆にスカートの裾を捲り上げ、下半身を覆う下履きを露出させて行くだけだった。
 あまりに激しく抵抗する王妃にさすがのガミアも手を焼いたのか、いや、彼は妙案を考えついていたのだ。
「おい!そこに2〜3匹いるんだろう!中に入ってきてこのおてんばな王妃様を押さえ込むのを手伝うんだ!」
「へ!へいっ!」
 案の定、部屋の外では、女にあぶれたオークがドアの隙間から覗き見をしていた。
「おおおっ!い、いや!」
 豚の姿をした見にくい化け物が再び部屋に入ってくると。王妃は悲鳴を上げ!更に激しく抵抗する。
「おおおっ!こいつはすげえや!」
「王妃様が下履き丸だしで!」
「それに!足をばたつかせるたんびに!奥まで丸見えだ!」
「ひいっ!」
 それまで、ガミアから身を守ろうと必死だった王妃は、初めて自分の恥ずかしい姿に気づき、太股をピッタリと閉じた。そして、少しでも下着を隠そうと、スカートの裾を降ろそうとするのだが、ガミアがスカートの上に乗っているため、思うように裾を下げることができない。
 そうなのだ、ガミアにとって、王妃一人を押さえ込むことなど造作もない。それよりもその場にオークを立ち会わせることによって、王妃の差恥心は増すことになる。王妃をとことん辱める。これがガミアの変態的とも言える欲望なのだ。
「どうだ!いい眺めだろう!・・・おまえら、なんならここでマスをかいてもかまわんぞ!オマえらの立派なものをこの高貴な王妃様にご覧いただけ!」
「!」
 王妃とはいっても男のマスターベーションを知らぬ訳ではない。しかし、実際に見たことなどあろうはずもない。ましてや、このような化け物達に、しかも自分の痴態を見ながらなど、あまりのことに一瞬言葉を失う。
「うへへへ・・・ガミア様本当にいいんで?」
「こんな、ご婦人なら何度でもヌケますぜ!」
「へへへ・・・え、遠慮無く・・・」
 オーク達に遠慮などあろうはずもない。さっさと鎧を脱ぎ捨て。猿股を脱いでいく。
「おおお!」
 その姿に一瞬目をやった王妃は、思わず目を伏せる。その醜さといったら、全身は妙に白っぽくでっぷりと腹が出ている。股間には真っ黒な剛毛が生え、その中心から黒ずんだ肉の固まりが、先をぬるぬるに濡らして反り返っていた。なにより、オーク達の体臭がものすごかった。略奪のあとの返り血の匂い、血を見たあとの情欲の発情。まさしく獣であった。
 オーク達は激しく息を切らしながら自分のものをしごき始める。
「あああああ!ひいいい・・・」
 王妃は珠ぎるような小さな悲鳴を上げて目を閉じて顔を伏せる。
 男のマスターベーションなど見るのは初めてである。しかし、その激しい行為がなにをさしているのかはすぐにわかった。やがて、彼らは、やがて激しく射精する。
 おぞましい獣の精子が自分めがけて発射されるのだ。いや、その前に、化け物達のたとえ一匹でも、身動きできない自分の中に突入し、そして、自分の中に吐き出されるかもしれない!そう思うと恐怖のあまり気が狂いそうになる。
 無駄とは知りつつも、必死になって裾を少しでも下げて、隠そうとする。が、結果上半身は無防備になった。
「おい、お前達に少しサービスしてやろう!」
ガミアは無防備な背中に手を回すと、ドレスのボタンを一気にはじき飛ばす。そのまま力を込めて、ドレスを引きずり降ろした。
「ひいいいいっ!あれえええ〜!」
「ひょおお!こいつはいいぜえ!おっぱいまで見えたぜ!」
「うおおおお!とどけえ!」
 ドレスをあまりに強く引き裂いたせいか、キャミソールの肩紐が落ち、片方の乳房が露出する。その白く熟れた乳房を見るが早いか、オーク達が次々と発射した。
「ひいいいっ!ひいいいいい!」
 王妃は絶叫した。が、幸いにもオーク達の精子は王妃までは届かなかった。辺り一面に据えた匂いが蔓延する。

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