ダーナ氷の女王 第二部 第4話 3

触手は、湯の中を這い回り、逃げ惑うダーナの脚を絡め取った。
「きゃあああ・・・・・!」
ダーナは最初蛇かと思った。いや、ミミズのような感触といった方がよいのだろう。
ぬめぬめとしていて、そしてあちこち節くれ立った触手が、ダーナの全身に這い回る。
その感触に、ダーナは血の気が引く思いだ。
そして絡めとられたまま、化け物達の前に引きずられてゆく。
「ああっ!いやああ!だめええ!」
再び化け物達が迫ってきた。その凶悪な面構えに、気絶しそうになる。
いや、いっそその方が楽だったかもしれない。
「へへへ・・・・姫さま、遠慮することはねえんだよ」
また頭の中でドモンの声が響いた。
ダーナは触手にがんじがらめされて身動きできない。
立たされた格好で、乳房が化け物達に晒されている。
「いやああああ!だめええ!」
化け物がダーナの乳房にしゃぶりついた。真っ白い肌にアンデッドの手が触れるだけで汚れそうだというのに、もう一人のアンデッドも同じようにしゃぶりつく。
そして、ぱんぱんに張ったダーナの乳房から、母乳を吸い出してゆく。
母として、愛する乳飲み子に与えるはずの物が獣たちに奪われて行く
「きゃあああ!・・・・いやああああ・・・・・」
ダーナの悲鳴が、洞窟全体に響いた。

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