美姫処女調教3ダーナ編2


「ダーナ姫ですね。それではこの鍵を」
少女は確認するように僕に鍵を手渡した。
「姫のお部屋は下って右のお部屋です。ごゆるりと・・・」
用事は済んだとばかり、少女は立ち去ろうとする。
僕は慌てて
「あの・・・」
声をかける。
「なんでしょう?」
少女が再び冷たい目で僕を見つめた。
僕たちのような若造を 露骨に嫌がっているようにさえ見える。
「あ、い、いいです・・・」
僕は黙ってしまった。
「ごゆるりと・・・」
少女は立ち去った。

「おいいこうぜ。たのしみだなあ・・・」
悪友はもう一枚のカード、パトリシア姫を選んだ。
かわいらしい姫さまだったのに・・・。
こんな男の手にかかるなんて。
僕は自分のことは棚に上げてパトリシア姫の悲運を惜しんだ。
「ああ・・・」
まあいいや。
本当にお姫様なのか、わかったものじゃない。
むしろ立ち去ったばかりの、少女のほうが気にかかった。

「あの子は誰なんだろう・・・ 気品のある顔立ちただの娼婦とは思えない」
階段を下りながらそんなことを考えていた。

「あれ?何か付いている」
ドアの鍵を開けようとして、僕は気付いた。
それはなにかのメモだろうか。
「特別料金表・・・まあいいか」
僕はメモを一読すると、しまい込んだ。
そしてドアを開ける
部屋は暗い。
古ぼけてはいるが、それなりの設備を持った部屋だ。

「ん?」
部屋の奥に誰かが倒れていた。
近寄ってみる。白い聖衣に包まれた少女。
長い銀髪が腰まで伸びている
ダーナ姫だ。
眠っているようだ。
おさない顔立ちに似会わず、 ふっくらとした体つきが目に入った。
僕はそっと触れてみる
「ん・・・・」

ダーナ

僕に気付いたのか。
目を瞬かせた。だが、また閉じてしまう。
どうしたんだろう?
疲れているんだろうか?
お客が入ってきたのに 寝ている売春婦なんていないよな。
かわいいな・・・。
それにとても売春婦には見えない。
本当に攫われてきたお姫様なんだろうか?
それにしても・・・。
ふっくらとしたお尻、柔らかそうだ。
「起こしてみよう・・・」
僕は、ダーナを揺すってみた。
柔らかい手触りが、僕を夢中にさせた。
「う、う〜ん」

ダーナが呻いた。
ぱちぱちと大きな目が瞬いた。 やっと目覚めたようだ
僕の顔を見ると あわてて立ち上がった。

「あ、あの・・・」
僕が話をしようと近寄ると 逃げていってしまう。
どうしよう?とりつくしまもないや。
やはり売春婦じゃないのだろうか?
演技には見えないよ。
「あ、僕は・・・・」
そこまで言いかけると。
「あなたはどなた?ここはどこなんです?」
よかった、やっと話してくれそうだ。
だが、
「どうしてこんなところに?・・・早く帰らないと式に間に合わない」
そう呟くと、ふたたび自分の世界にこもってしまった。
式?なんのことだろう。
やはり本当にお姫様?
あの格好は、何かの式典の衣装かな?
判らないことだらけだ。
「・・・はやく、帰らないと・・・」
そう言ってあたりをきょろきょろと見回す。
僕のことなんか眼中にないようだ。
・・・・・
「あの・・・」
もう一度声を掛ける。
だが、やはりダーナは答えてくれない。
・・・・・
ちょっとむかついた。
こうも無視されたのは初めてだ。
ダーナはきょろきょろと見回すだけ。
しばらくすると黙ってうつむいてしまう。
僕はなすすべなく、見つめることしかできない。
それにしても目に映るダーナは魅力的だ。
見たこともない衣装。
ポニーテールに結んだ長い銀髪。
そして透き通るような白い肌。
ぽっちゃりとしたかわいらしいお顔。
愛らしい大きな目。
・・・・・・・・・
まてよ?
そう言えば、街の噂にあったな。
今度の舞踏会に来た、たくさんの異国の姫。
その中で、巫女として土地の神に仕える姫がおられたという・・・。
・・・・・・・・・・
そうか、そうに違いない。
どんないきさつでここにおられるかは知らないが。
僕の目の前にいるのは まさにその方ではないのか?
そこまで考えたとき 僕の中で悪魔がささやいた。
目の前にいるのは本物の姫さまだ。
しかも清らかな巫女と来ている。
間違いなく処女だ。
・・・・・・・・・
その声にそそのかされるようにダーナに襲いかかった。

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