みだら人形(第12話)


「・・・・・いやあ・・・」
「やだあ・・・・・」
朦朧とする英里子の意識の中で、女の子の悲鳴が聞こえてくる。
その声には聞き覚えがあった。
「ゆかり!かおり!・・・」
英里子はうつろな瞳を精一杯開いて声のする方向へと目をやった。
「へへへ・・・・もう何度やっても同じだろ?俺にも楽しませてくれよ」
さっきまで英里子を犯していた男が、ゆかりにフェラチオを強要している。
ゆかりもすでに全裸で、漆黒の髪は男達の排泄物で汚れている。
「いやあ!・・・だめえ・・・」
いつもは威勢のいいかおりも、もう一人の男に犯されていた。
英里子には信じがたい光景だった。
いつの間にか姿を消した二人。帰ってと思っていたのに。
こんなひどいことことされていたなんて。

だが、英里子にもまた不幸が襲いかかった。
「さあ英里子ちゃん今度は僕といいことしようね・・・」
それはゆかりを最初に犯した痩せぎす男だった。
新しい獲物に全く衰えない性器を振りかざし、動けない英里子に入り込んでいった。

悪夢の夜は去った。
あのコッペリウス爺の家の窓際には、何事もなかったかのように日差しにあたりながら本
を読むコッペリアの姿があった。
違うことと言えばコッペリアに寄り添う二人の村娘が加わったことだ。

コッペリアが英里子であり、二人がゆかりとかおりであることは言うまでもない。
二人も、英里子と同じガスをかがされ、身動きできずにいる。

「へへへ・・・ぼっちゃん。あの3人はこれからどうされるおつもりで?」
「そうだなあ・・・。当分は何度もおもちゃにさせてもらって・・・。
そのあとは人形娼婦でもさせようか?」
「それはそれは・・・」
コッペリア爺と男のたくらみは尽きることはないのだろうか?

淫ら人形終わり


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