みだら人形(第1話)



美星女子学園。西の宝塚にならぶ芸能専門学校。高校ではなく短大になる。
その美星女子学園バレエ科は、世界中にプリマドンナを送りだしている。

今年もまたそんな学園にスターが誕生した。新入学者だけの公演でスワニルダ
を演じた諏訪英里子。



「ねえ!スワニルダ。レッスンが終わったらどこへ行く?」 ひときわ目を引くチェリーピンクのレオタードで華麗にバーレッスンをこなす英里子に 同級生達が声を掛ける。 初公演『コッペリア』の主演抜擢以来、スワニルダは英里子のニックネームともなった。 「う〜ん!いつもの通りお買い物?」 「うんそれもだけど、ちょっと面白いところ見付けたんだ・・・」 英里子が自信ありげに言う。 「面白いところ?」 「着いてくれば判るって・・・」 「・・・・・??」 いつも仲良し3人組。おとなしくて控えめなお嬢のゆかり。 ショートカットでボーイッシュなかおりが目を合わせた。


英里子達は、街に出かけた。美星女子は全寮制なので、通学の必要はない。 だが、校則で外出時には制服を着用するように決められている。 いわば短大生なので制服を着てで歩くのに抵抗があるかとも思われるが、何しろ名門校だ。 規律は厳しい。それに、まるで女子高生のようなミニスカの制服は、一つのブランド。 街を歩けば同じような制服の女子高生達が羨望の眼差しで振り返る。 悪い気がするわけもない。 そもそも、見られる職業を目指しているわけだし。 グレーのブレザー胸には赤いリボン。濃紺のミニスカートからのびるすらっとした素足、 同色のニーソックス。 芸能専門学校のため、スタイルは当然。美少女ばかりだ。 また、イイとこのお嬢が多いことでも知られている。多くの男がそのたび振り返る。 「お、きた!きたよ」 「スワニルダちゃん」 道路沿いにひときわ高くそびえるマンション。その一室に男達がたむろっていた。 高性能ズーム付きのデジタルビデオで、窓から英里子達を狙っている。 「スワニルダちゃんかわいいなあ・・・処女かなあ・・・」 「当然だぜ!」 「俺は、あのロングの子もいいなあ、いかにもお嬢だしなあ・・・」 「ショートの子も捨てがたいぜ」 「あ、歩道橋に上がるぜ。チャンス」 「ちきしょうそばに行ってぱんちら狙いたいなあ・・・」 「ばかやろう!そんなやばいことできるか・・・」 男達は3人とも職にも就かずひがな一日。カーテンを閉め切った部屋で怪しげな会話に浸 っている。 「おい、これ見ろよ・・・」 他の二人と違って、パソコンの前に坐ったままの男が声を掛けた。 「なんだ・・・・・おっ!スワニルダちゃん?」 「すげえ・・・まじかよ」 モニターには、英里子の姿が映っていた。 事もあろうに制服を引き裂かれ、パンツまで脱がされている。 大きく脚を広げられ、あそこを丸出しにして泣き叫んでいる。そして、男が英里子に襲い かかろうとしている。



画面の男は、パソコンの前の男だ。 「あほな、コラだろコラ・・・・」 「な〜んだ」 それはコラージュ画像だった。アイドルとかの似非エロ画像などと同じ代物だ。 だが、それにしてはリアリテイがある。 「単なるコラじゃねえよ。スワニルダちゃんの写真をデータに使った3Dだぜ」 太った男が自慢そうに言う。 「これくれるのか?」 「だめだね、自分でやってみな・・・。このソフト高かったんだからね・・・」 「うそいえ!どうせNETで拾ったんだろ?」 「えへへへえ・・・」 男達は、3人とも同じ高校を卒業したが、美星女子を狙って。この町の大学に来た。 だが、大学にも行かず。こうして美星女子ウオッチャーに成り下がっている。 この部屋の主はこの太った男。親が金持ちなのをいいことにやりたい放題。 いつかは美星女子の女の子をやってやろうとよこしまな考えに凝り固まっている。 「・・・・ああ、やりてえなあ。スワニルダちゃんのお○んこにぶち込みてえよお・・」 「いや、3人ともだ。3にんともかっさらって、泣こうが叫こうがぶち込んで中出しだぜ」 太った男が、にやにやしながら画面をクリックする。男が英里子に襲いかかってレイプす る。 非常にリアルな画面だ。太った男に小さな英里子の身体は押し潰されていく。 「・・・・良い考えがあるんだ」 「え?」 他の二人が声をそろえた。

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