白鳥の歌 6

藤倉 遊(ふじくら・ゆう)




みたび,王子はその陽物をオデットの股間のショオツへと突き立てる。

オデットの愛液のしみは,タイツの内ももの領域のほとんどに広がり,スカートまで汚し はじめていた。

「姫……姫」 ふたたび王子はささやきかけながらゆっくりと腰を動かしはじめる。

ぐ…ちゅっ

「いとしい,オデット姫」

プ…ブッ

「いまこそ……私の愛を」

ぐ…ちゅっ

「ああ……王子様,くださいませ,愛を」

プ…ブッ

王子が陽物を挿すと濡れたショオツがぐちゅっと音を立てる。

抜くと花弁のすきまから空気が入りこんで,プブッと鳴る。

その音が,二人の興奮をさらに高めていった。

「姫!」

ぐ・ちゅっ

「王子様!」

プ・ブッ

「姫!……姫!」 ぐちゅっ

「ああ,王子様」 プブッ

「オデット姫!」 ぐちゅっ プブッ

「ああ,入れて!」 ぐちゅっ プブッ

「姫!」 ぐちゅっ プブッ

「もっと!」 ぐちゅっ プブッ

「姫!」 ぐちゅっ プブッ 「好きよ,王子様!」ぐちゅっ プブッ

「王子様!」ぐちゅっ プブッ 「姫!」 ぐちゅっ プブッ「あん!」 ぐちゅっ プ ブッ 「王子様!」

「好き!」ぐちゅっ「姫!」プブッ「ああ!」ぐちゅっ「好き!」プブッ「姫!」ぐちゅ っ「はあ!」プブッ

「ああ!」ぐちゅっ「姫!」プブッ「いく!」ぐちゅっ「いっちゃう!」プブッ「姫!」 ぐちゅっ「はああん!」プブッ

ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ  プブッ ぐちゅっ プブッ

「ひめ!ひめ!ひめ!ひめ!ひめ!ひめ!ひめ!ひめ!」

ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ  プブッ ぐちゅっ プブッ

「はあん!はあん!はああん!はあああん!」

ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ プブッ ぐちゅっ  プブッ ぐちゅっ プブッ

「はっ……ああっ……はあああん!」

オデットの悲鳴と同時に,王子はオルガスムスに達し,陽物から激しい勢いで二度,三度 と精液を吹き出した。

王子の腰の動きがとまり,ショオツから,白濁した液体がにじみでて,床にしたたり落ち る。

王子はがっくりと腰を落とし,なかば茫然とした面持ちでオデットの胸に顔をうずめた。

オデットもまたぼんやりとした顔つきで王子の髪をなでていた。



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